We can (small) change! - スモールチェンジ

・冬の褥瘡(床ずれ)予防 - スモールチェンジとシーティング

1月の終わりごろから寒くなったり、部屋に閉じこもりがちで運動量の低下、おしっこの量が多くなるなどにより床ずれになりやすい時期だと思います。
床ずれがもっとも介護の負担が高くなる原因だと聞きますが、褥瘡の本当の原因が何なのか、どう予防や治療ができるかの情報を得る方法はなかなか得られません。
原因や予防の本質に関して医療や介護の専門家から教えてくれるということがないのが現状です。
おそらく専門家の目からしてみると当たり前の事すぎて教えるまでもないということなのかもしれません。
それで前回の図に示すように専門家だけでなく様々な角度からの情報や支援が必要になってくるとおもいます。

その事を長い間考えてきて、最近百年以上前にかかれたナイチンゲールの本を読んだら出だしから26行目に褥瘡の原因が書かれていました。
当時のロンドンの医療の惨状の原因は、女性への科学の教育が進む中で家庭を担うものへ看護の基本が全く教えられていないことだといいます。
百年経った現在でもそれはそのまま変わっていないとおもいます。

機械的に言われる褥瘡の原因の内、栄養や清潔さはすぐ改善できるのですが、改善の余地は少ないとおもいました。
やはり除圧が重要だとおもいますが、これまで体位変換が効果があるといわれていて、介護者は冬の夜中でも2時間毎におきて寝返りを打たせなければなりません。
これが介護疲れを極端に高くしています。
それに対してエアーマットが介護保険でレンタル可能になっていますが、褥瘡予防のためのスモールチェンジを自動で行ってくれます。
しかしエアーマットと敷くと食事や着替え、オムツ交換などの際に邪魔になったり、全身麻痺でなく多少は動ける自然な老化による要介護者が自分で動くことを妨げてしまいます。
またエアーマットを使用してもさらに体位変換や定期的な見守りは必要であると感じます。

その結果、結局エアーマットから低反発マットにして、さらに体位変換の時間調整を行うようにしました。
介護者と患者双方の睡眠を妨げないように体位変換の時間をなるべく深夜2から3時を避けて、さらに間隔を長くするためにシーティングを導入しました。

シーティングの本には患者を座らせることで内臓が活発になったり、無意識の運動(スモールチェンジ)による褥瘡の予防ができ、
日中に座らせるだけでも寝ている時に進行する床ずれを直す効果があるとあります。





最初に戻りますと看護の基本はよく観察するということに尽きるということで、床ずれの原因の本質はよく看ていなかったから(ほったらかしが原因)という反省をしています。


画像


当家で使用した低反発マット
(なおシーティング本の中では高反発マットが良いとあります)

シーティングの効果が書いてある参考書:
「絵で見てやれる 新しい家庭介護のすべて」
「新しい介護学 生活づくりのシーティング」

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